授業名 |
芸術論1~4 夏期集中
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Course |
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配当年次 |
1年
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開講期 |
前期
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単位数 |
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担当教員名 |
◎島影 圭佑
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実務家教員区分 |
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複数人担当形式 |
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授業形態 |
集中講義
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授業の概要 |
本授業では,マシュー・フラーとエヤル・ヴァイツマンの「調査的感性術(Investigative Aesthetics)」や「調査を用いたアート(Research-Based Art)」及び「アートを用いた調査(Art-Based Research)」を手がかりに調査と表現が交錯する実践に取り組む.主には写真,音,映像,物語などにおける方法論を用いて,受講生は各回,小作品を制作する.またそれら小作品群を鑑賞し,その過程で得た新たな気づきや感覚を受講者同士で共有する.本授業は,東京藝術大学未来創造継承センターが2024年度に開講した「アート・リサーチ演習」の企画運営や関連する展覧会の企画運営など,調査と表現が交錯する分野における実務経験を有する教員が設計し教材を作成している.
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授業の到達目標 |
1. 調査と表現が交錯する分野の動向を理解する
2. 制作を通じて調査と表現が交錯する実践について身体的に理解する
3. 対象となるメディウムの特性への理解やそれを扱うときの技法を身につける
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成績の評価方法・基準 |
授業に対する参加態度(50%)+課題(作品+レポート)(50%)(評価する達成目標1,2,3)によって評価する.
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テキスト |
調査的感性術——真実の政治における紛争とコモンズ, マシュー・フラー・エヤル・ヴァイツマン, 中井悠(訳), 水声社, 2024年
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参考書 |
アートベース・リサーチ・ハンドブック, パトリシア・リーヴィー(編著), 岸磨貴子 ・川島裕子・荒川歩・三代純平(監訳), 福村出版, 2024年
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履修条件 |
制作等において各自のスマートフォンやラップトップを使用するため持参すること.また自身のデジタルカメラやハンディレコーダーを持っているものは加えてそれらを持参してもよい.
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事前学習
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本授業の内容及びその背景に興味がある者は,指定している教科書や参考書を事前に読んでおくことを薦める.※教科書や参考書を読んでおかなければ本授業を履修できないわけではない
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事後学習
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各回の授業時間内で小作品の完成を目指すが,限られた時間内での取り組みになるため,授業後に自身の作品のブラッシュアップに取り組むことが望ましい.
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履修上の留意点 |
各回,小作品を制作するため,授業においては主体性,能動性,集中力が求められる.また自身が制作したり表現したりすることへの興味があることも前提となる.加えて新たな分野における実験的な授業としての試みとなるため,分野への知的好奇心があることや実験的な授業への参加を楽しめることが望ましい.
履修者は最大で50~60名程度が望ましい.
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キーワード/keywords |
調査的感性術,Research-Based Art,Art-Based Research
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対象コース・領域 ※ |
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科目群・科目区分 ※ |
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